2008年04月29日
NIRVANA
ニルバーナ

ジャケットが「やっちゃった」感溢れたデザインになっていますが、映画の内容そのものは良いです。
1997年公開のイタリア・フランス合作映画で、同年の第50回カンヌ国際映画祭にて特別招待作品として公開されたものの日本国内での知名度は低く、次の年にミニシアターで単館上映されたのみ。
ハリウッドの大作のような派手さはなく全体的に暗い(話の筋も実際の画面も)映画ですが、かなりしっかりしたサイバー・パンクSFで見応えがあります。
あらすじは・・・
日系巨大ゲーム開発企業「オコサマ・スター社」(笑)の看板プログラマーのジミーは、新作ゲーム「ニルヴァーナ」がクリスマスにリリースされるというのに、1年前に彼を捨てて出て行った彼女の影を未だに引きずりなかなか完成できずにいる。
突然の失踪の理由と彼女の消息の手がかりが残されたビデオレターはあるもののその謎もどうしても解けない。
そんなウジウジした毎日を送っているうち、製作途中のニルヴァーナが新種のウイルスに感染してしまい、プレイヤー・キャラである「ソロ」の自我が覚醒してしまった。
ソロは「同じことの繰しである人生にウンザリし創造主であるジミーに”解放”を懇願。
そこでジミーは会社のホストコンピューターに侵入し、ニルヴァーナのプログラムを消去するためより優秀なハッカーの仲間を頼って旅を続けるが、次第に彼女の失踪理由ともリンクしていく…
というもの。
プレイヤー・キャラの「ソロ」がデブの中年オヤジで同情心が全く湧かないのと、このソロが入れ込む娼婦がこれまた年増のオバサンなのがなんだかなぁ…な感じですが、それ以外はかなり細部までしっかり作りこまれています。
デザインや特殊メイクもいい感じ。
まあ「ブレード・ランナー」の影響が垣間見えるのはご愛嬌だけど。
まずジミーは自分よりもっと「こなれた」ハッカーである「ジョイスティック」(本当にこんな名前)を探し、さらにジョイスティックの紹介でフリーのハッカー「マイナ」を探して歩くのですが、このときに立ち寄る街が人種・国籍別に完全な「都市国家」と化しているのが面白いです。
この映画の年代設定は2050年なのですが、未来の世界ではそれぞれのコミュニティがもっと強固なものとなり、混ざり合う「坩堝」ではなく「サラダボウル」のように個々の違いを保ったまま、決して混ざり合うことのないまま「共存」しているということでしょうか。
また、国家が「都市国家」化しているというのは小説「スノウ・クラッシュ」の影響もあるのかも?
スノウ・クラッシュ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

スノウ・クラッシュ〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

そして映画はゲームの中の仮想世界とリアル世界が交錯しながら進行し、最終的に社内のホストコンピューターに侵入してニルヴァーナのデータを消すのですが、この頃にはもう一つの目的「会社の裏金をもらっちまえ!」が加わっているのが皮肉が効いてます。やっぱ日本企業のイメージってこんなんですか…
「献金用の裏金だから盗んでも表沙汰にならない」→「じゃあついでにもらっとくか」という(笑)。
で、このハッキングシーンが秀逸。
侵入するハッカーは「エンジェル」と呼ばれ、それを撃退するプログラムは「デビル」と呼ばれているのですが、一連のハッキングプロセスが全て仮想世界化されている。
それも全編サイバーパンクできたくせに、ここのシーンだけ基本的にはセットと芝居だけで見せるというアイデアが凄い。
「エンジェル」は仮想世界化されたホストコンピューターの中に入るのですが、行く先々で「デビル」に会う。
この「デビル」は、「エンジェル」となったハッカーの記憶の奥底に眠るトラウマを具現化し、会話することによって「エンジェル」の行く手を阻む。
つまり、ハッカーはハッキングプロセスにおいて自分のトラウマと対峙し、乗り越えなければコンピューターをハックすることができないという。
この仮想世界内の視点とリアル世界の部屋のカットバックが効果的で、まさに手に汗握るスリリングなシーンになっています。
この「ハッキングプロセスの仮想世界化」はなかなか良いアイデア。何かに使えそう。
かなりマニアックな作品ですが、ヨーロッパではかなり高い評価の映画だそうな。
ある意味、マトリックスの一歩先を読んだ隠れた名作。
ビデオ・DVDともあまり普及していないみたいなのでレンタルでどうぞ。
もしくはAmazonでユーズド商品を買うとか。

ジャケットが「やっちゃった」感溢れたデザインになっていますが、映画の内容そのものは良いです。
1997年公開のイタリア・フランス合作映画で、同年の第50回カンヌ国際映画祭にて特別招待作品として公開されたものの日本国内での知名度は低く、次の年にミニシアターで単館上映されたのみ。
ハリウッドの大作のような派手さはなく全体的に暗い(話の筋も実際の画面も)映画ですが、かなりしっかりしたサイバー・パンクSFで見応えがあります。
あらすじは・・・
日系巨大ゲーム開発企業「オコサマ・スター社」(笑)の看板プログラマーのジミーは、新作ゲーム「ニルヴァーナ」がクリスマスにリリースされるというのに、1年前に彼を捨てて出て行った彼女の影を未だに引きずりなかなか完成できずにいる。
突然の失踪の理由と彼女の消息の手がかりが残されたビデオレターはあるもののその謎もどうしても解けない。
そんなウジウジした毎日を送っているうち、製作途中のニルヴァーナが新種のウイルスに感染してしまい、プレイヤー・キャラである「ソロ」の自我が覚醒してしまった。
ソロは「同じことの繰しである人生にウンザリし創造主であるジミーに”解放”を懇願。
そこでジミーは会社のホストコンピューターに侵入し、ニルヴァーナのプログラムを消去するためより優秀なハッカーの仲間を頼って旅を続けるが、次第に彼女の失踪理由ともリンクしていく…
というもの。
プレイヤー・キャラの「ソロ」がデブの中年オヤジで同情心が全く湧かないのと、このソロが入れ込む娼婦がこれまた年増のオバサンなのがなんだかなぁ…な感じですが、それ以外はかなり細部までしっかり作りこまれています。
デザインや特殊メイクもいい感じ。
まあ「ブレード・ランナー」の影響が垣間見えるのはご愛嬌だけど。
まずジミーは自分よりもっと「こなれた」ハッカーである「ジョイスティック」(本当にこんな名前)を探し、さらにジョイスティックの紹介でフリーのハッカー「マイナ」を探して歩くのですが、このときに立ち寄る街が人種・国籍別に完全な「都市国家」と化しているのが面白いです。
この映画の年代設定は2050年なのですが、未来の世界ではそれぞれのコミュニティがもっと強固なものとなり、混ざり合う「坩堝」ではなく「サラダボウル」のように個々の違いを保ったまま、決して混ざり合うことのないまま「共存」しているということでしょうか。
また、国家が「都市国家」化しているというのは小説「スノウ・クラッシュ」の影響もあるのかも?
スノウ・クラッシュ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

スノウ・クラッシュ〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

そして映画はゲームの中の仮想世界とリアル世界が交錯しながら進行し、最終的に社内のホストコンピューターに侵入してニルヴァーナのデータを消すのですが、この頃にはもう一つの目的「会社の裏金をもらっちまえ!」が加わっているのが皮肉が効いてます。やっぱ日本企業のイメージってこんなんですか…
「献金用の裏金だから盗んでも表沙汰にならない」→「じゃあついでにもらっとくか」という(笑)。
で、このハッキングシーンが秀逸。
侵入するハッカーは「エンジェル」と呼ばれ、それを撃退するプログラムは「デビル」と呼ばれているのですが、一連のハッキングプロセスが全て仮想世界化されている。
それも全編サイバーパンクできたくせに、ここのシーンだけ基本的にはセットと芝居だけで見せるというアイデアが凄い。
「エンジェル」は仮想世界化されたホストコンピューターの中に入るのですが、行く先々で「デビル」に会う。
この「デビル」は、「エンジェル」となったハッカーの記憶の奥底に眠るトラウマを具現化し、会話することによって「エンジェル」の行く手を阻む。
つまり、ハッカーはハッキングプロセスにおいて自分のトラウマと対峙し、乗り越えなければコンピューターをハックすることができないという。
この仮想世界内の視点とリアル世界の部屋のカットバックが効果的で、まさに手に汗握るスリリングなシーンになっています。
この「ハッキングプロセスの仮想世界化」はなかなか良いアイデア。何かに使えそう。
かなりマニアックな作品ですが、ヨーロッパではかなり高い評価の映画だそうな。
ある意味、マトリックスの一歩先を読んだ隠れた名作。
ビデオ・DVDともあまり普及していないみたいなのでレンタルでどうぞ。
もしくはAmazonでユーズド商品を買うとか。
タグ :NIRVANA
2008年04月29日
本日のntomo日記
休み中は満足にSLもできません。
SLの要求スペックって何気に高くなってない?
ノートPCはおろか、最近は会社のデスクトップPCですらなんか動きがカクカクしてます。
ということで唯一どんなPCでもスムーズに動くntomoをプレイ。
ぼちぼち野菜が育って備蓄食糧も増えてきました。

そろそろ食糧倉庫の中に棚と照明を入れないと…
そして果物の成る木を島に移植してみましたが…


なんかスペースがすきすき。
もっと木を増やさないと。
ところで深夜3時ごろにお客様が一気に2人来て下さいました。


中学生だって。
やはり深夜の方がログイン数も高いらしい。
今まで「バイクはいいかな…」と思っていたのですが、こうして人が乗っているところを見ると欲しくなってくるのが不思議。
SLの要求スペックって何気に高くなってない?
ノートPCはおろか、最近は会社のデスクトップPCですらなんか動きがカクカクしてます。
ということで唯一どんなPCでもスムーズに動くntomoをプレイ。
ぼちぼち野菜が育って備蓄食糧も増えてきました。

そろそろ食糧倉庫の中に棚と照明を入れないと…
そして果物の成る木を島に移植してみましたが…


なんかスペースがすきすき。
もっと木を増やさないと。
ところで深夜3時ごろにお客様が一気に2人来て下さいました。


中学生だって。
やはり深夜の方がログイン数も高いらしい。
今まで「バイクはいいかな…」と思っていたのですが、こうして人が乗っているところを見ると欲しくなってくるのが不思議。
タグ :ntomo


